桐谷という理想郷
ここはおわら風の盆でご存じ、富山市八尾町から久婦須川に沿ってひと山越えた桐谷地区。
山を抜けると突然まるで桃源郷のようなのどかな集落に出会えます。
私たちは8年前にここと出会いました。
ちょどNPOの設立準備をしていた時、八尾町が「スロータウン経済特区」に認定され、
NPOも小さな規模で農業参入できることになり、その第一号になりました。
桐谷は理想郷。その理由はたくさんあります。
①久婦須川の最奥集落なので生活排水は流れてこない。
②しかも村には「ガット出の水」というユニークな名前の湧水が止まることなく
太い蛇口二つから噴き出ている。
③山間の村なのにここだけぽっかり平たい盆地になっている。
④周りの山々は広葉樹の森、秋の紅葉は最高!
などなど、町に住む私たちには理想郷なのです。
風に吹かれて深呼吸すると疲れが飛んでいきます。
そんな桐谷で体験農園を始めるからには、できる限り日本の農業の原点を体験しようと、
村のみなさんの協力のもと、手作り・無農薬・天日干しの稲作に挑戦してきました。
仲間も増えて今はお米のほかにも蕎麦や野菜や果樹もつくってます。